補助駆動装置用

ジョー・クラッチの置換

以前はフレーム3、フレーム5、フレーム6やフレーム7のGEガスタービンにJAWクラッチが起動用に使用されていました。

複雑な制御システムの必要性と共にJAWクラッチはガスタービンが停止状態からのみ起動させるというデメリットがあります。これはガスタービンが起動に失敗した場合、オペレーターは再起動するのに機器が完全に停止するまで待つ必要があります。

JAWクラッチからSSSクラッチへの置換のイラストです。SSSクラッチはスターターの速度がガスタービンの速度が回転中でも停止中でもガスタービンの速度を追い越そうとした時点で嵌合します。更にGTの速度がスターターの速度より早くなった時点で自動的に離脱します。

SSSクラッチを起動モーター、トルクコンバーター、付属減速機間に採用する利点は以下の点です。

// 再起動時間の短縮:ガスタービンが減速中でも起動機は嵌合できます。ガスタービンが完全に停止するまで待つ必要がありません。これにより発電までの時間を節約することができます。

// 自動運転:空圧や油圧によるサーボ制御システムが必要ありません。簡素化することにより信頼性も向上し且つ将来の保守も軽減できます。

SSSクラッチは接合端面がJAWクラッチと同じであり、そのままSSSクラッチに置換が可能であります。

 

SSSクラッチへ置換前のJaw クラッチ